実は、今回紹介した映画は、最愛の作品では無いのです。
最愛の作品は、私なんかが語るわけには行かない、崇高な映画なのです。
語るわけにはいかないのですが、少しだけご紹介を。
ご存知の方も多いと思いますが・・・
「寄宿舎〜悲しみの天使〜」(1965/仏)、
邦題は「悲しみの天使〜ジョルジュとアレキサンドル」
モノクロームの美しさ、フランス語の美しさ・・・
どんな少年映画よりも美しく官能的で残酷で・・・
映像を見ただけでも涙が出る作品なのです。
少年しか持たない残酷なまでの美しさ、無意識に思わせるエロス。
少年同士でなくては感じる事の出来ない愛情。
女である私に、その感情の全てを知り得る事はできません・・・
※けれど・・・少年である一瞬しか感じる事のできない感情は
決して他の誰も感じてはならないと思うのです。 |
戒
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